注目度が高いコンパクトなフルサイズミラーレスカメラ、SONY「α7C II」「α7CR」が2023/10/13に発売されます! 予約は、9月6日から開始されます。
コンパクトなフルサイズ機として、かなり期待されている機器です。
そこで、今回は、同時に発売となる「a7CⅡ」と 「α7CR」を比較したいと思います。随時更新していきたいと思います。
一番気になる価格から!
スペックを確認する前に、9/6から予約が開始され価格が判明したので一番気になる価格を見ていきましょう。カメラのキタムラ(2023/9/6現在)では、販売価格は以下のとおりです。
266,310円(税込) | 404,910円(税込) | 322,580円(税込) |
「α7C II」 「α7CR」の主な特長
一番の特長は、フルサイズセンサーを搭載したコンパクトボディという点でしょう。
しかも、両機種は、昨年発売された「α7R V」と同じAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」により人や動物以外の被写体も認識が可能。動画性能においては、高品質な4K60pの動画記録ができます。
他には、「S-Cinetone(エスシネトーン)」、7.0段のボディ内手ブレ補正機能などを備えた最新機種です。
この2機種は、ほぼスペックは一緒なので、比較する点は少ないです。

「α7C II」の主な特長
- 「α7 IV」をバージョンアップしたハイブリッドコンパクト機
- 最大3300万画素の高解像度
- 主に静止画・動画機能の両方を求める方

「α7CR」の主な特長
「α7 IV」をバージョンアップした高解像度コンパクト機
- 最大6100万画素の高解像度
- 主に静止画機として使用したい方

進化した性能
α7cから進化した点は、以下のとおりです。前機と比較するとかなりの進化をしていると思います。
最近の機種との比較は以下をご覧下さい。


AIプロセッシングユニット搭載で、被写体の認識性能が向上したAF性能
「α7R V」と同じ最新のAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で高精度に被写体を認識でえきます。例えば人物を撮る際、人物が複雑な姿勢をとっていたり、顔が隠れていたりしたとしても追尾することが可能。また、認識できる被写体として、従来の人物、動物、鳥に加え、「昆虫、車や列車、飛行機」も認識できるようになりました。
高い処理能力を持つ画像処理エンジン BIONZ XR
ここ最近発売されている機種は、画像処理エンジン「BIONZ XR」が採用され、従来比最大8倍の高速処理で、静止画・動画撮影による画像処理が大幅に向上しています。
7.0段 高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正
手ブレ補正は、7.0段の手ブレ補正機能を備え、さらに、対応する手ブレ補正機構内蔵レンズと組み合わせることで、高性能手ブレ補正「アクティブモード」など性能を最大限引き出すことができます。
基本的なスペック比較
ここでは、主なスペックについて確認していきたいと思います。
その他の詳細は、公式HPで確認して下さい。
商品名 | α7C II(ILCE-7CM2) | α7CR(ILCE-7CR) |
---|---|---|
発売日 | 2023年10月13日発売 | 2023年10月13日発売 |
価格(発売時) | 266,310円(税込) | 404,910円(税込) |
外寸(ボディサイズ) | 約124.0 x 71.1 x 63.4 mm | 約124.0 x 71.1 x 63.4 mm |
質量 (バッテリー等を含む) | 約514 g | 約515 g |
カメラ有効画素数 | 約3300万画素 | 約6100万画素 |
画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ XR |
ISO感度 (推奨露光指数) | 【静止画撮影時】 ISO100 – 51200 (拡張: ISO50-ISO204800) AUTO (ISO100-12800) 【動画撮影時】 ISO100-51200相当 (拡張: 上限ISO 102400) AUTO (ISO100-12800相当) | 【静止画撮影時】 ISO100 – 51200 (拡張: ISO50-ISO204800) AUTO (ISO100-12800) 【動画撮影時】 ISO100-51200相当 (拡張: 上限ISO 102400) AUTO (ISO100-12800相当) |
手ブレ補正機能 | ||
方式 | イメージセンサーシフト方式 5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) | イメージセンサーシフト方式 5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
補正効果 | 7.0段 | 7.0段 |
認識対象 又は 瞳AF | 人物 (左右瞳選択可) 動物 (左右瞳選択可) / 鳥 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 | 人物 (左右瞳選択可) 動物 (左右瞳選択可) / 鳥 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 |
液晶モニター | ||
形式 | 7.5cm (3.0型) TFT駆動 | 7.5cm (3.0型) TFT駆動 |
ドット数 | 約103万ドット | 約103万ドット |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
機構 | バリアングル液晶モニター | バリアングル液晶モニター |
ファインダー | ||
ファインダー | 約236万ドット 0.39型電子式ビューファインダー (Quad-XGA OLED) | 約236万ドット 0.39型電子式ビューファインダー (Quad-XGA OLED) |
視野率/倍率 | 約0.70倍 | 約0.70倍 |
記録媒体 | ||
記録媒体 | SDカード (UHS-I/II対応) | SDカード (UHS-I/II対応) |
スロット | SD (UHS-I/II対応) | SD (UHS-I/II対応) |
2メモリーカード間 記録モード | – | – |
インターフェース | ||
USB Type-C端子 | 〇 (SuperSpeed USB 5 Gbps (USB 3.2)に準拠) | 〇 (SuperSpeed USB 5 Gbps (USB 3.2)に準拠) |
ワイヤレスLAN対応 (内蔵) | 〇 Wi-Fiに準拠 IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4 GHz/5 GHz帯) | 〇 Wi-Fiに準拠 IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4 GHz/5 GHz帯) |
Bluetooth | 〇 Ver. 4.2 (2.4 GHz帯)) | 〇 Ver. 4.2 (2.4 GHz帯)) |
HD出力 | HDMI端子(タイプD) | HDMI端子(タイプD) |
LAN | × USB-Ether 有線LANアダプタケーブル | × USB-Ether 有線LANアダプタケーブル |
「4K 60fps」記録が可能!
10bit 4:2:2サンプリングでの4K 60p記録が可能です。4K 60p記録は、APS-C/Super 35mm記録モードのみになります
商品名 | α7C II(ILCE-7CM2) | α7CR(ILCE-7CR) |
---|---|---|
XAVC HS 4K (4:2:0, 10bit) (約) (4:2:2, 10bit) (約) | 24/60p | 24/60p |
XAVC S 4K (4:2:0, 8bit) (約) (4:2:0, 8bit) (約) | 24/30/60p | 24/30/60p |
XAVC S HD (4:2:0, 8bit) (約) (4:2:2, 10bit) (約) | 24/30/60/120p 24/30/60p | 24/30/60/120p 24/30/60p |
XAVC S-I 4K (4:2:2, 10bit) (約) | 24/30/60p | 24/30/60p |
XAVC S-I HD (4:2:2, 10bit) (約) | 24/30/60p | 24/30/60p |
気になる点
以下の点を許せるのであれば、価格と相談でどちらかを選択するといいと思います。
HDMI端子
最近の機種は、タイプAのコネクタが多い中、タイプDは「HDMI-micro」という形状で、USBでいう「microUSB」のようなケーブルを複数用意しなければいけない迷惑な存在です。
外部出力をあまりしない場合は、気にしなくていい点だと思います。
カードスロット
カードスロットが1つであることは残念ですね。また、CFexpressが使用不可。
ただ、スロットが1つでも仕事に使用する場合を除いて、旅行などではそれほど困ることもないと思います。
これまで、スロット1で困ったことがない方なら、こちらも気にしなくていい点ではないでしょうか。
[2023年] 最新機種!SONY「α7C II」と「α7CR」を比較!のまとめ
価格だけを考えると、「α7CR」は選択肢としてはないように思います。同じ金額を出すなら 「α7R V」を検討したほうがいいように思いますし、価格で少しでも安く最新機種と考えるのであれば、「α7C II」になると思います。 同価格帯の「α7 IV」という選択もありますが、機能的に「α7 IV」は古くなってきているのでこれも選択肢としてはないかと思います。個人的には、「a7CⅡ」がおすすめです。
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