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メモリの交換・増設前に絶対忘れず確認! これだけはやっておこう!!

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PC

メモリは、パソコンに必要不可欠な部品ではありますが、知らないことが多々あると思います。本記事では、メモリの基本と購入にあたっての注意事項などをまとめてみました。

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メモリ(メモリモジュール)とは

パソコンのデータ処理において一時的にデータを保存しておくパーツです。
よく机と例えられることが多いと思います。
たくさんの書類を広げる場所があれば、それだけ効率的に仕事ができるというわけです。
ということで、メモリの容量が多ければ多いほどいいというわけです。

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メモリの規格など

メモリには規格があり、「DDR4」が多く出回っています。最新は「DDR5」です。古いPCでは、「DDR3」が使用されていることも多いので購入の際は注意しましょう。というのも、「DDR3」と「DDR4」、そして「DDR5」では、互換性がありませんので、古いPCに増設・交換を考えている方は、規格をしっかりと確認しないと、買ったのはいいけど「挿さらない・・・」ってことにならないようにしてください。
これから新しくPCを組む人は、まだまだDDR4が主流ですが、DDR5もようやく価格が下がってきたので、DDR5を選択してもいいかもしれません。

ちなみに、昨年10月に新しいCPU(coreiシリーズの第14世代)が発売され、今後はDDR5がメインになっていくことでしょう。大分DDR4とDDR5との価格差がなくなってきたので、将来性を見込んでDDR5にしてもいい時期になったと思います。少しでも安くPCを組みたいという方は、DDR4でも全く問題ないと思います。

豆知識

メモリを購入しようと色々と調べていくと分からない言葉がたくさん出てくると思うので、基本的なことを一応書いておきたいと思います。
メモリは、DRAM(Random Access Memory)という規格からSD (Synchronous Dynamic)RAM、そして、現在のDDR (Double-Data-Rate)1~5 SDRAMへと進化してきました。
大体、DDR4などと略されますが、詳細に記載するとDDR4 SDRAMと表記していることもあります。詳細に記載しているサイトも結構あるので、こういうことなんだなと理解できていればいいと思います。

デスクトップ用とノート用メモリの違い

以下は、メモリの形状を表す規格です。

デスクトップ用 … DIMM  例)DDR4 SDRAM DIMM

ノートパソコン用 … SO-DIMM  例)DDR3 SDRAM SODIMM

周波数などを表すチップ規格など

(DDR5)

チップ規格(Mhz)
(周波数) 

モジュール規格(GB/s)
(転送速度)

DDR5-4800PC5-38400
DDR5-5000PC5-40000
DDR5-5200PC5-41600
DDR5-5600PC5-44800
DDR5-6000PC5-48000
DDR5-6200PC5-48000
DDR5-6400PC5-51200

(DDR4)

チップ規格(Mhz)
(周波数) 

モジュール規格(GB/s)
(転送速度)

DDR4-1600PC4-12800
DDR4-1866 PC4-14900
DDR4-2133PC4-17000
DDR4-2400PC4-19200
DDR4-2666PC4-21333
DDR4-3200PC4-25600
DDR4-4266PC4-34100
DDR4-4400PC4-35200
DDR4-4600PC4-36800
DDR4-4800PC4-38400
DDR4-5000PC4-40000
DDR4-5200PC4-41600
DDR4-5333PC4-42600
DDR4-5600PC4-44800

(DDR3)

チップ規格(Mhz)
(周波数) 

モジュール規格(GB/s)
(転送速度)

DDR3-800PC3-6400
DDR3-1066PC3-8500
DDR3-1333PC3-10600
DDR3-1600PC3-12800
DDR3-1800PC3-14400
DDR3-1866PC3-14900
DDR3-1866PC3-15000
DDR3-2000PC3-16000
DDR3-2133 PC3-17000
DDR3-2200 PC3-17600
DDR3-2400 PC3-19200
DDR3-2666 PC3-21333
DDR3-2800PC3-22400
DDR3-2933PC3-23400
DDR3-3000PC3-24000
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チップ規格(モジュール規格)の互換性

DDR5、DDR4、DDR3は、メモリ規格で互換性はありません。
しかし、チップ規格(モジュール規格)には互換性があります。

例えば、DDR4-2400の場合、それ以下のDDR4-2133は対応することになります。
また、DDR4-2133以下にしか対応していないマザーの場合は、上位のDDR4-2400は使用できないことになります。しかし、DDR4-2666まで対応しているマザーボードであれば、それ以下のメモリも対応していることが通常なので、その場合は、DDR4-2400は使用が可能です。何ともややこしいですね・・・。
とにかく、きちんとマザーボードが対応しているか確認のうえメモリを選択しましょう!

推奨容量

容量をどうしたらいいかというのは、結構悩みますよね。
今は、少なくとも8GBをおすすめします。
通常あまりハードな使い方をしない場合、8GBあればストレスを感じることはないと思います。

メーカーPCなどを見ると分かりますが、8GBの製品が多くなっています。
実際のところも、ネットを見たり、Youtubeを観たりするくらいなら8GBで十分だと思います。
ただ、余裕をもつなら16GBあったほうがいいと思います。

簡単に目的別の推奨容量

あくまでも、目安です。
使用用途によって変わってくるので、具体的にはご自身の実際の使用状況を想定して、メモリがどの程度必要かを確認するといいでしょう。

(4GB)

数年前までならこれでも問題はなかったかと思いますが、今は8GBは基本ないと厳しいと思っておいた方がいいと思います。ノートですら4GBという製品は、ほぼないに等しいと思います。ただ、格安ノートなどならありますが、結構厳しいかなと・・・。スマホでも10GBとか出てますからね。

(8GB)

インターネット、ワード・エクセルなどソフトを単体で使用する場合など。

(16GB以上)

軽い動画編集、解像度の高い画像編集、オンラインゲーム全般、マルチタスクをする場合など。

(32GB以上)
ガッツリゲームをやる、本格的に動画編集・画像処理をする場合など。

増設・交換前に必ず確認しておくべきこと

まず、メモリ交換が本当に必要か確認すること。

確認する具体的な方法としては、タスクマネージャーで確認することです。
「タスクマネージャー」は、ショートカットキー「Ctrl」「Alt」「Delete」を同時に押すと開きます。
そして、ここを確認して下さい。

そのうえで、実際自分が使用している中で、動作が遅くなったり、フリーズしたりする状況を仮想的に作ってみてください。
その状態で、メモリ使用率がどうなているかを確認すれば、メモリの交換・増設が必要かどうかが分かるはずです。

Windows(OS)が原因で交換・増設が無意味に・・・!

これは、Windows 10 に限らず、Windows OS には「32bit版」と「64bit版」があるのはご存知でしょうか。
32bit版の場合、メモリの最大容量が約4GBまでと限定されているんです。
32bit版を利用していると、根本的にメモリを増設しても無意味になってしまいます。
要するに、64GB増設してもパソコンは、4GBしか認識してくれないということです・・・。
なんとしてもこれは避けたいので、どちらかを確認しておきましょう。

確認方法は、別記事で詳しく書いていますので、そちらをご確認下さい。

Windows10の「32ビット版」「64ビット版」の確認方法!!
使っているパソコンのWindows10 が32ビット版か64ビット版かを確認する方法をご説明していきます。 具体的な方法ですが、「Windowsの設定」と「コントロールパネル」からの二通りの方法を紹介します。 スタートから確認 「スタート」...

メモリスロットに空きはあるか!? 特にノートとメーカー製スリムPC。

メモリスロットに空きがないと増設は不可なので、メモリを交換する必要があります。
性能アップできないということではないので、ご心配なく!
空きがなければ、交換すればいいのです!
しかし、元のメモリが使用できないのでもったいないところですが、性能アップを狙うならそのくらいの犠牲は・・・

タスクマネージャーを使ってスロットの空きを調べる

パソコンを開けなくても、タスクマネージャーで調べることができます。

パソコンのメモリ規格等を調べる

「CPU-Z」というソフト(無料)が便利です。

CPUID
CPUID brings you system & hardware benchmark, monitoring, reporting quality softwares for your Windows & Android devices

マザーボードの型番なども調べられるので、対応のメモリを調べて間違いのないように!

純正以外のCPUファンを使用する時の注意点

今、メモリの多くに取り付けられている「ヒートスプレッダ(ヒートシンク)」に注意が必要です。
純正以外の場合、干渉することを考えておかないと「挿せない…」ということに…。
例えば、下のようなファンを購入している場合は、注意しましょう!!
CPUファンも安くないのですからね!!

購入しよう!

メーカー選び

人気は、上から4メーカーあたりでしょうか。
主なメーカーは以下のとおりです。
人気以外のメーカーでも、以下のメーカーの商品を購入しておけば、まぁ問題ないように思います。
あまり価格の安いメーカーやノーブランドの物は、初心者はやめておいた方がいいでしょう。

CORSAIR(コルセア)
G.Skill(ジースキル)
crucial(クルーシャル)
CFD(シーエフディー)
A-DATA(エーデータ)
UMAX(ユーマックス)
Kingston(キングストン)
Silicon Power(シリコンパワー)
Patriot Memory(パトリオットメモリー)

何で2枚セットで挿すの? デュアルチャネル(デュアルチャンネル)とは

同じ容量のメモリを挿すことにより、速度アップさせることができるのがデュアルチャネルです。
2枚じゃないと使えないということではないので、1枚でも挿すことは可能です。(デュアルでは動作しませんよ。)
ただ、デュアルチャネルで2倍になるのに活用しないのはもったいないですね。なので基本は、2枚挿し! お金に余裕のある方は4枚!で構成してみてはいかがでしょうか。

ヒートスプレッダ(ヒートシンク)

メモリに取り付けられている金属製のものをヒートスプレッダといいます。
メモリーチップが高熱になるので、冷却するために取り付けられています。
現在、ヒートスプレッダ付きのものが主流になっていますし、出来るだけ冷却効果があるものがいいので、ヒートスプレッダ付きのものを購入したほうがいいと思います。

ヒートスプレッダ(ヒートシンク)がないタイプ
ヒートスプレッダ(ヒートシンク)があるタイプ

おすすめのメモリは

やはり今なら、RGBで光るメモリがおすすめです!
光物大好きあなたは、絶対これで決まり!

光るメモリタイプ
光らないタイプ

メモリの交換・増設前に絶対忘れず確認! これだけはやっておこう!!のまとめ

以下をよく確認してミスのないようパソコン強化を!!
これ以外は、最悪間違っても何とかなる!?

〇空きスロットがあるか確認
〇メモリ規格(DDR3,DDR4,DDR5)は、絶対に間違えないように!
〇マザーボード対応のメモリもしっかり確認!
〇場合によっては、Windowsが32bitか64bitかも確認。

古いPCのメモリ交換と増設方法!(デスクトップ編)
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