これまで、7~8年使用してきたメインディスプレイ(三菱 RDT-231WM-S)が調子悪くなってきたため、新しいメインモニターを買うべく色々と検討した結果、LGの「27UL650-W」を購入しました。最後の方で、他に迷ったモニター達もご紹介しておきます。
4Kモニターを購入するうえでの注意点等は、別途記事を作成したいと思いますので、ここでは、LGの「27UL650-W」のレビューを中心に行っていきたいと思います。
LGのモニター性能ってどうなの?
正直、昔から日本製以外あまりいいイメージがありませんでした。
現在は、モニターと言えばみたいなところがありますが、口コミを見るとあまりいい評価ではないように思います。
ただ、実際に見てみると悪くはないんですが、いきなりこんなことに遭遇・・・
最初にこんなことを書くことになると思ってもみませんでしたが、モニターのベゼル部分と液晶パネルの接着に使用?したと思われる接着剤的な黄色い物体が・・・これは何?
いきなりマイナスからのスタート・・・。 交換も面倒なのでこのまま使用することに・・・。
でも、これってどうなんでしょうね・・・
返品するのも面倒だったので、ゴシゴシと布で拭いたところ落ちたのでよいのですが、日本企業であればこんな製品出荷しないと思うんですよね・・・と思ってしまいます。
まぁ、気を取り直して進めていきます!
● VESA DisplayHDR 400
● sRGB 99% (標準値)
● 3辺フレームレスデザイン
● HDCP 2.2
● 各種ゲーミング機能搭載-S
スぺック詳細とLG 27UL550-Wとの比較
必要最低限で、色々対応しているので確認していきましょう。
スペック詳細 | |||
---|---|---|---|
型番 (メーカー) | 27UL650-W (LG) | 27UL550-W (LG) | RDT-231WM-S (三菱 – 旧モニター) |
液晶パネル | |||
画面サイズ | 27インチ | 27インチ | 23.5インチ |
アスペクト比 | 16:9 | 16:9 | 16:9 |
パネルタイプ | IPS | IPS | TN |
表面処理 | ノングレア | ノングレア | グレア |
解像度 | 3840×2160 | 3840×2160 | 1920×840 |
輝度(標準値) | 350cd/㎡ | 300cd/㎡ | 300cd/㎡ |
応答時間(ms) | 5ms(GTG High) | 5ms(GTG High) | 5ms |
色域 | sRGB99%(標準値) | sRGB98%(標準値) |
|
表示色 | 10.7億色 | 10.7億色 | 約1677万色 |
リフレッシュレート | 56-61Hz (FreeSync) 標準48~60Hz 拡張40~60Hz | 56~61Hz (FreeSync) 標準48~60Hz 拡張40~60Hz | |
入力端子 | |||
HDMI | 2 (Ver2.0) | 2 (Ver2.0) | 2 |
DisplayPort | 1 (Ver1.4) | 1 (Ver1.4) | |
HDR10 | 〇 | 〇 | |
HDR (DisplayHDR™400) | 〇 | 〇 | |
HDCP(2.2) | 〇 | 〇 | |
HDCP | 〇 | 〇 | 〇 |
Flicker Safe | 〇 | 〇 | |
ブルーライト低減モード | 〇 | 〇 |
外箱と外観の確認
高い製品だと段ボールの中にもう一つ段ボールが入っていたりしますが、今回はこちらが製品の箱になっています。シンプルですね。
LG 27UL650-Wの付属品
本体裏が白のためか、ケーブル類も白で統一されています。
個人的には黒のほうがいいんですけど、性能面で選んだので我慢・・・。
1 モニター本体
2 HDMIケーブル × 1
3 DisplayPortケーブル × 1 (1.4対応)
4 取扱説明書
5 保証書(3年保証)
6 スタンド
モニターの保証期間
今回、色々と口コミなども含めて色々と調べていると、製品自体に問題が結構あるようだったので、保証期間及び内容はとても重要だと思いました。
この製品は、3年保証なのでその点安心ですね。
ドット抜けは対象なのかは不明です。
ドット抜けって製品根本の問題だと思うので、不良品として基本扱ってもらいたいですよね!
LG 27UK650-Wの入力端子
入力・出力端子は以下のとおりです。
最低限の入力端子はあるので、十分かなと思います。
欲を言えば、USBハブがあったらとても便利ですね。
1 HDMI × 2(2.0対応)
2 DisplayPort × 1(1.4対応)
3 ヘッドホン端子
4 電源コード
VESA規格に対応!
LG 27UL650-Wは、VESA規格の100mm×100mmに対応しているのでモニターアームを使うことも出来ます。
これまでは、我が家ではモニターアームを使用していないので、モニター下のスペースが有効活用できない状態でした。
そのため、今回は、VESA規格に対応している製品を選び、モニターアームも購入しました。

※我が家で購入したモニターアーム
※購入を迷ったモニターアーム
組み立て
画面裏にスタンドの支柱を取り付けます。
取り付けるのは、この四角い溝の部分です。
支柱取り付け
下記の支柱を取り付けます。
工具やネジなどなしで、ワンタッチで取り付できます。
スタンド足を取り付け
取り付けたら、下部のここにスタンドの足を取り付けます。
裏にネジが付いているので、こちらも工具なしで取り付けが可能です。
LG 27UL650-Wのスタンドのサイズ
スタンドの足と支柱のサイズは、以下のとおりです。
モニターアームを使用しない場合でも、奥行と幅は結構なサイズですが、半円で細い足なので、モニター下は結構活用できそうかなと思います。
●スタンドの足サイズはこんな感じです。
(横 幅) 約46cm
LG 27UL650-Wのモニター角度調整機能
角度調整はかなり重要だと思いますね。このモニターは以下に対応していますが、スイベル機能には対応していないため、モニターを左右に首振りができません・・・。片手では動かせる重さではないです。
モニターアームを使用しない場合は、要注意です。
※机からモニター下部までの高さ
(最低位置) 約10cm
LG 27UL650-Wはベゼルが爆薄
ベゼルは、3辺フレームレスですごく薄いです。
旧モニターと比べるとこんなに差があります。
そのため、映らない部分が若干あるにしても、モニター自体の大きさは大きくなったという感覚はないまま、画面サイズが大きく見やすくなりました!
やっぱり4Kモニターは映りが違う!
旧モニターは、フルHDだったので、ビックリするくらいきれいですね。
あまりのきれいさに、声が出てしまうほどです。
期待以上にきれいですよ。ぜひ、体験してみて下さい。
LG 27UL650-Wのゲーミングモニター性能は?
いくつかゲーム用の機能が装備されていますが、リフレッシュレートや応答速度が標準的な性能なので、ガッツリPCゲームをしたいという方は、ゲーミングモニターの購入をおすすめします。
軽いゲームやSwitch程度をやるくらいなら十分だと思います。
ゲームをほとんどすることなく、ネットサーフィンや動画視聴、写真編集などをメインにする方にはおすすめですね。
27インチの4Kモニターを購入するときの注意点
モニターサイズ
色々な口コミなどを見ていると、27インチの場合は、3560×2560でのフル解像度で設定すると文字が小さすぎて見えないという書き込みなどをあちこちで見ましたが、本当?結構大丈夫じゃないのと思いながら購入しました。
購入して実際に見るまで半信半疑でしたが、実際見てみると、もうね、小さいなんてもんじゃない・・・。大げさに言うと文字が点ですよ点・・・
拡大率を150くらいにすると丁度いい感じで、2560×1440のWQHDと見え方が一緒になります。
ただ、解像度を下げた場合と拡大率を上げた場合では、明らかに3560×2560の解像度で拡大率を上げたほうが文字などがきれいです。
以上のことから、モニターを置くスペースを広く取れる方は、31.5インチ以上のモニターにしたほうがいいかもしれません。
4K(拡大率150%)の見え方
かなり4K表示にすると文字が小さいですよね・・・。
※こちらは、画像を見やすくするために、サイズを大きくしていますので、表示には注意してください。
アップ画像です。
4KとWQHDの文字の違いを見てください。
4K表示で拡大率を150%にした方が、解像度をWQHDに下げるより、文字などは綺麗に表示されるので、私は、拡大率を上げて使用しています。
設定はこのとおり。
ディスプレイの解像度を変更する方法は、こちらを参考にして下さい。

比較対象だったモニター達
スペック的には、それなりの仕様で良かったのですが、HDR、DP1.4、HDCP2.2に対応していなかったので却下にしました。
性能的にはグッドだったんですが、我が家では32インチとビックなモニターは厳しい・・・
価格が高いことと、BenQ製のモニターは、ドット欠けが明確に保証対象外とされている点、口コミでサポートの対応の悪さなど気になってしまう口コミが多数見受けられたため却下としました。
モニターとしては、評価が高くすごく最後まで迷ったんですが、上記理由とやっぱり4Kが欲しかったということで諦めました。値段が高いのもネックでしたね。
こちらは、性能的には、発売から結構経っているため、性能的に見劣りしてしまうこと、値段もそんなに下がっていなかったので却下。
DELL製モニターは、ドット抜けを保証する「プレミアム パネル保証」(条件あり)があるので、この点は最高なんですけどね。
最新性能になっていれば、間違いなく購入していたと思います。

LG 27UK650-Wのまとめ
とにかくコスパがいいモニターだと思います。
今回、27UL650-Wを購入しましたが、もっとコスパを求めるなら550-Wでも十分かと思います。
何が違うかというと輝度と色域くらいですからね。
そんなに買い替えるものではないので、自分の使用用途を明確にして後悔しない選択をして下さい!
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