NASの容量がいっぱいになってきたので、HDDを追加して容量を増やすことにしました。
RAIDは5で構築していて、単純にHDDを増設するだけでいけるかと思っていたら、少し作業に手間取ったこともあり、増設方法を解説しておきたいと思います。
今回使用したNAS
今回使用したは、以前レビューしたQNAPの「TS-453be」というNASです。
使いやすくスペックも高くおすすめです。ただ、新機種が出ているので、今は、「TS-453D」をおすすめします。

作業内容について
今回行う作業について確認しておきましょう。
- HDDを増設
- ストレージプールの拡張
- ボリュームのサイズ変更
NASのRAID構成
現在使用しているRAIDやHDD本数などは以下のとおりです。
- RAID RAID5
- HDD本数 1つのHDDを増設(4スロットのうち3つ使用中)
- HDD容量 全て6TB(現在、10TBのプール1つ)
作業手順
実際の作業手順は下記の通りです
ファームウェアのバージョン確認
まずは、ファームウェアが最新であるか確認を行って下さい。
操作方法が異なる可能性があるので、確認をお願いします。
作業前に確認
4スロットあるNASですが、現状、3スロットしか使用していなかったので、ディスク4が白くなっています。
このスロットにHDDを追加します。
HDDを増設
では、新しいHDDをNASに追加する作業からです。
今回使用するNASは、ホットスワップに対応しているため、稼働したまま空きスロットにHDDを追加して完了です。
このとおり、ディスク4に追加されました。
ストレージプールを拡張
QNAPの管理画面に入り、「ストレージ&スナップショット」を起動します。
「ストレージ&スナップショット」が起動したら、左メニューにある「ストレージ&スナップショット」を選択し、右上にある「管理」をクリックして下さい。
右上のメニューの「プール拡張」をクリックし、「プール拡張」をクリックして下さい。
ストレージプール拡張ウィザードが起動するので、「新しいディスクを既存のRAIDグループに追加する」を選択し、プルダウンから先ほど追加したHDDを選択して「次へ」をクリックします。
ストレージプールに追加するディスクを選択します。
今回は、HDD1本なので、表示されたHDDが選択されているのを確認して「次へ」をクリックして下さい。
「選択したディスクのすべてのデータが消去されます。続行しますか?」と聞かれるので、データが消えても大丈夫であれば「OK」をクリックして下さい。
再同期優先度を「再同期優先(高速)」にしておきましょう。40時間程度の移行時間が、37時間程度になったりします。微妙な差ですが、高速な方がいいですよね。
ボリュームのサイズ変更
「ストレージ&スナップショット」を起動し、左メニューの「ストレージ/スナップショット」を選択。
「DataVol1」を選択し、「管理」をクリックして下さい。
容量を確認すると、まだ、追加前の容量になっていると思います。
ストレージプールを増やすだけでは、まだ使用した容量が使用できないのが分かります。
追加した容量を使用できるようにするため、「ボリュームのサイズ変更」をクリックして下さい。
最大容量が10TBから16TBに増加しています。
ここで、「最大に設定」のボタンをクリックし、最大値になったことを確認したうえ、「適用」をクリックして下さい。
ステータスの部分が「拡張中」に変化します。
QNAPのNASにHDDを増設する方法 (TS-453Be)のまとめ
作業時間は、手順を知っていれば30分もかからず行えます。
何に時間がかかったかというと、再構築に時間がかかりました。
構築だけで40時間くらいかかります・・・放置しておけば勝手にやってくれるので問題はありません。
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