これまで、我が家では、Synologyの「DS-216j」という2ベイのNASを使用していました。NAS自体に不満はなく大満足だったんですが、NASのデータ保存容量が足りなくなり、HDDの交換ではなくNASを買い替えることにしました。
そして、やらなければいけないのが、データ移行もしくはバックアップということになります。
ということで、今回は、メーカーが違うNASにデータを移行する方法を解説していきたいと思います。
今回購入したNASは、QNAPの機器なので、SynologyのNASからQNAPのNASへデータを移行する方法を解説していきたいと思います。
他メーカーだとデータ移行が面倒
同メーカーのNASの場合、簡単なNASだとHDDを入れ替えるだけで移行が出来るものもありますし、アプリを使って簡単に出来る機器が多いと思います。
しかし、今回のようにメーカーの違うNAS間でデータ移行する場合は、結構大変です。
簡単なデータ移行方法とは。
データ移行について、色々と調べたんですが、rsyncやSSH接続などかなり分かりづらい・・・。私の理解力のせいだと思いますが難しいので、簡単な方法はないかと色々と調べた結果、簡単な方法を見つけました!
それが、マウント!というやり方です。
マウントとは
マウントって何だ?って方のために簡単に説明をしておきます。
外付けHDDやWindowsのフォルダのように、QNAPのNASで簡単にフォルダやファイルを扱えるように設定をすることです。
通常のフォルダやファイルのコピー・移動のように簡単に行えます。
具体的には、ドラッグアンドドロップでは行えませんが、コンテナメニューで「コピー」や「移動」を選択するだけです。
QNAPNASにSynologyのNASをマウントする方法
早速ですが、マウントの方法を説明していきたいと思います。
新しいNAS(QNAP)に、古いNAS(Synology)のフォルダをマウントしていきます。
アプリをインストールしよう
マウントをするのに使用するアプリは、「HybridMount」です。
まずは、インストールしましょう。
マウントのための設定開始
「HybridMount」のインストールが終わると、クイックガイドが始まるので見てみましょう!
下記の画面が表示されたら、右上の「リモートマウントの作成」ボタンが表示されますので、ボタンをクリックしてマウントの設定を開始します。または、下の「+」ボタンでも開始できます。
次に、マウントするSynologyのNASの情報を入力する画面です。
入力する項目は、以下のとおりです。
入力が終わったら「作成」を押す。
- サーバーURL
移動元であるSynologyの「IPアドレス」を入力。 - リモートデバイス
CIFS/SMBを選択 - アカウント及びパスワード
移動元であるSynologyのNASのユーザー名及びパスワードを入力。 - 宛先フォルダを入力
移動元であるSynologyのNASのマウントするフォルダを入力
例)/photoなどのように入力
情報の入力が完了すると、左のツリーの中にマウントされたSynologyのNASのフォルダが表示されます。
フォルダを選択すると右のウィンドウに、ファイル一覧が表示されます。
続いて、移動もしくはコピーしたいフォルダやファイルを選択して下さい。
複数選択も可能です。
選択したフォルダやファイルの上で右クリックをすると、メニューが表示されるので、コピーや移動を選択する。
今回は、データをSynologyNASからQNAPのNASにフォルダを移動しますので、「移動先」を選択します。
移動は、その名のとおり「コピーではありません」ので、移動元であるSynologyのNASからフォルダが消えます。
移動元にフォルダを残したい場合には、「コピー」を選択しましょう。
ウィンドウが開くので、ファイルを移動したいQNAPのフォルダを選択。
移動先であるQNAPのフォルダを選択。
これで、あとは自動的にファイルの移動が行われます。
2台のNASを利用するなら
NASや外付けHDDにデータ移行することがある場合など、常時マウントしておくと便利かと思います。
なお、マウントは、フォルダごとにできるので、いくつでもマウントすることが可能です。
一度マウントすれば、一時的にマウントを解除したりすることも、ボタンひとつで簡単に行えます。
[NAS] 旧NASから新NASへ簡単データ移行! QNAPNASにSynologyをマウント!のまとめ
これなら、誰でもデータの移行が簡単に行えますね。
他の方法だとかなり難解で難しかったので、簡単にファイル操作が行えるこの方法が一番のように思います。
データ移行が行われたかどうかは、最後にきちんと確認しておきましょう!
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