最近、OSを入れるハードディスクにSSDを使用することが一般的になってきました。
しかし、このSSDですが、まだHDDに比べて価格が高いことから、500GBくらいを使用することが多いのではないでしょうか。
初期設定でシステムドライブに「ダウンロード」「ピクチャー」「ドキュメント」などのフォルダが作成されます。
すると、特にダウンロードやピクチャーは、整理していないといらないデータが多くなりSSDを容量的に圧迫することになります。
こういったことを防ぐために、これらフォルダを容量の大きいHDDに移動しておくと、いちいち手動で整理しなくていいので楽になります。
ということで、地味な設定ではあるのですが、とても役立つ設定になるので、是非試してみて下さい。
「ダウンロード」「ピクチャー」などの初期の保存場所
「Windows10」を初期状態で使用してい場合、様々なデータを「Cドライブ」に保存するよう自動で設定されています。何かダウンロードすると勝手に「ダウンロード」フォルダに保存されていますよね。
具体的な場所は、以下のとおりです。
C:ユーザー\[ユーザーアカウント名]\ダウンロード
「ダウンロード」「ピクチャー」のほかには、「ミュージック」「ビデオ」「ドキュメント」などのフォルダが同じ場所にあります。エクスプローラーで「PC」を開いて確認してみて下さい。
データをハードディスク間で移動させる
物理的なハードディスク間で、データを移動させるということです。
分かりずらいと思いますので、具体例を挙げてご説明していきます。
ハードディスク内で仮想的に移動
AというHDDを分割して、「Cドライブ」「Dドライブ」が設定されている場合、AというHDDが破損した場合には、「Cドライブ」「Dドライブ」ともに破損してしまうということになります。ノートやスリムPCなどに多い設定だと思います。
この場合は、データが保存されているドライブのバックアップを取っておくことで回避できますね。
物理的なハードディスク間で移動
SSD(システム用)とHDD(データ保存用)と、2つのハードディスクが装備されているPCの場合、例えば、SSDからHDDに移すということです。
要するに、この形でないとデータを移動しても危険回避にはならないということです。
データを移動させるメリットとは?
メリットは以下のとおりで、このメリットは結構大きいと思います。
しかし、バックアップを取っているのであれば、変更しなくてもいいかもしれませんが、やっておいたほうが、さらなる危険回避になると思います。
メリット①
データの保存場所を初期状態のCドライブのままだと、万が一ハードディスクが破損した場合、大切なデータが取り出せない状態になってしまいます。
このような最悪の事態に備えて、Cドライブのデータを別のハードディスクに移動しておくことで回避できます。
メリット②
「ダウンロード」や「ピクチャー」などのフォルダは、ほっておくとファイルが溜まっていく一方で、ドライブを圧迫しがちです。
最近は、システムドライブにSSDを使用することも多くなり、容量の小さいSSDだとすぐにドライブがいっぱいになってしまいます。
それを防ぐ意味でも、大容量のHDDに保存するよう設定しておけば、これも回避することができるというわけです。
「ダウンロード」「ピクチャー」などの保存場所を変更してみよう
前提を確認
以下のように、ハードディスクを2つ搭載しているPCとして説明していきます。
● Dドライブ(HDD - データ保存用)
移動先のDドライブ(HDD)にフォルダを作成
名称は、自分の好きなフォルダ名を付けて問題ないです。
今回は、「ドキュメント」「ダウンロード」「ピクチャー」「ビデオ」「ミュージック」で作成しました。
ちなみに、「デスクトップ」フォルダは、ショートカットだけなら設定する必要はありませんが、データを置いている場合は、こちらも設定しておいた方がいいでしょう。
「ダウンロード」フォルダの保存先を変更しましょう!
「ダウンロード」フォルダを例に変更していきますが、その他の「ドキュメント」「ダウンロード」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」についても、それぞれ同じ操作を行ってください。
「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しまうすか?」と、確認があるので「はい」をクリックしてください。
おすすめしない、もう一つの方法
既存のフォルダごとファイルを移動させたい場合には、先に説明した方法で行ってください。
※先に説明した方法がおすすめです。
Windows10 「ダウンロード」「ピクチャー」の保存先を変更する方法のまとめ
これをやっておくと地味に便利だと思います。
試してみて下さい!
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