オンラインストレージは、「Googleドライブ」をはじめ、「OneDrive」など色々とあります。
その中でも、容量や機能面などでダントツで一番利用しやすかったのが、「Google フォト」だと思います。
その「Google フォト」のサービス内容が変更となり、無制限アップロードが有料となる。では、どのように変わったのか、それと移行を考えている方におすすめのオンラインストレージなどをご紹介したいと思います。
Google フォトとは
簡単に言うと、写真と動画を無制限にバックアップ出来る神的サービスです。
ただし、無制限と言っても条件があります。
無料で容量無制限
条件は以下のとおり。
高画質 | 元のファイルサイズを高画質のまま圧縮。(無料、無制限) |
---|---|
元のサイズ | 元のファイルサイズで保存。(15GBまでは無料) |
高画質とは
Google フォト上の「高画質」とは、写真であれば「1,600万画素」、動画の場合には「1,080p」以内のデータのことです。これ以内であれば、元ファイルのまま容量無制限で保存できます。しかも、無料!
上記以上のデータは圧縮されることになりますが、このくらいのデータが保存できれば、特に支障はないと思います。
ちなみに、動画の場合は、1ファイルの容量は10GB以内という制限があるので、このサイズを超えなければ、長時間録画した動画も保存できます。
バックアップ可能なファイルサイズ
- 200 MB または 150 MP を超える写真。
- 10 GB を超える動画。
- 256 x 256 より小さいファイル。
バックアップ可能なファイル形式
写真 |
:jpg、.png、.webp、.gif、一部の RAW ファイル |
---|---|
Live Photos |
(iPhone や iPad で Google フォト アプリを使用している場合) |
動画 |
.mpg、.mod、.mmv、.tod、.wmv、.asf、.avi、.divx、 .mov、.m4v、.3gp、.3g2、.mp4、.m2t、.m2ts、.mts、 .mkv ファイル |
Google フォトの変更とは?
2021年6月以降は、例外なく15GBまでが無料ということになりました。
要するに、これまで高画質(圧縮したデータ)での保存は、15GBの容量としてカウントしないというものが、今後は高画質(圧縮しても)でも15GBの容量範囲でカウントしますよとなったんです。
ということで、15GBまでは無料ですが、15GBを超えて保存したい場合は、有料になってしまいました。
今後、利用料を支払って使い続けるか、他のサービスに移行するか検討が必要です。
現行のPixel端末ユーザーはそのままで
現在、Pixelを使用している方はデータ移行しなくても問題ありません。
理由は、Pixel(Google製のスマホ)の「Pixel 2」「Pixel 3」「Pixel 4」「Pixel 5」から高画質でアップロード写真は、引き続き無料で容量無制限で保存できるためです。ただし、2021年6月1日以降に他のデバイスからバックアップしたデータは、15GBの保存容量としてカウントされてしまうので注意しましょう。
移行先をどうするか
「Googleフォト」が有料となってしまったので、移行を検討しないといけなくなりました。
そこで、移行先として候補となるのが、以下のオンラインストレージです。どのサービスも無料での利用は可能ですが、Amazonを除いて容量制限があるので、料金などを比較検討してみたいと思います。
サービス名 | 容量 | 月額料金 | 基本無料 | 1GBあたり |
---|---|---|---|---|
Amazon Photos | 無制限 | 600円 | 5GB | – |
Googleフォト | 100GB~ | 250円~ | ||
Dropbox | 2TB | 1,200円 | 2GB | 0.6 |
OneDrive | 100GB 1TB |
260円 1,490円 |
5GB | 1.49 |
iCloud | 50GB 200GB 2TB |
130円 400円 1,300円 |
5GB | 0.65 |
おすすめは「Amazon Photos」!
上記のとおりサービス内容を確認してお分かりかと思いますが、おすすめは、Amazon photosです。
Amazon フォトをおすすめしたい方
既に、Amazonプライムに加入している方は、プライムの特典としてAmazon Photosが無料で利用できます。そのため、Amazonプライムに加入している方は、これを利用しないのは確実に損をしています。
すぐ利用を開始しましょう!
加入していない場合にも、おすすめしたいサービスであることは変わりません。金額的には、年間5,900円(Amazonプライム)と他のサービスに比べると高い場合もありますが、それに見合う内容だと思います。
「Amazon Photos」のいいところは、オンラインストレージのみだけのサービスではないということです。
以下の様々なサービスを年間5,900円で利用できるのは、Amazonプライムの最大の魅力です。
- Amazon Photos
- Amazon Prime Video
- Amazon Music Prime
- Amazon Prime Reading
- Prime Gaming
- 会員限定先行タイムセール
- Prime Try Before You Buy(購入前試着が可能)
- Amazon 配送特典(無料配送)
- ママ・パパ向け特典
以上のとおり、これだけのサービスを、月600円で全て利用できるというのはすごいと思いませんか?
また、本来目的の写真のバックアップだけ考えても、元画質で、しかも無制限にアップロード出来るのはうれしいですね。これだけ考えても、新規に加入でもお得だと思います。そこに、おまけが沢山付属してくると考えるとかなりお得だと思います。
ただし、「Amazon Prime Video」や「Amazon Music」などには完全無料のコンテンツと有料コンテンツがあるので、完全無料ではない点は注意が必要です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
対応ファイル(RAWファイルもOK)
Amazon Photosの最大のメリットは、写真を「元の画質」のまま無制限でアップロードできる点です。JPEGなど一般的な写真データだけでなく、RAWファイルもアップロードできるのでRAWを扱う方には特におすすめです。アップロード方法として、スマートフォンは当然として、デスクトップアプリもあるので、RAWデータをいちいちスマホに移す必要もなく、PCからバックアップが可能なのでとても便利だと思います。
写真 |
JPEG、BMP、PNG、GIF、大部分のTIFF、 |
---|---|
ビデオ |
MP4、QuickTime、AVI、MTS、MPG、ASF、WMV、Flash、 |
RAWファイル形式 |
|
他の方法は? NASの活用もおすすめ
どれも、動画のバックアップとする場合は、容量がかなり心配になると思います。
なので、我が家では、NASを導入しており、動画はそちらに保管するようにしています。
動画は、やはりファイルサイズが大きいので、クラウドサービスだと費用がかさむかなと考えています。
NASも初期投資で結構かかりますし、メンテナンスを自分でやらないといけないので、この辺は考え方によると思います。
一つ方法として検討みてはいかがでしょうか。


「Google フォト」が有料に! 移行はどうする?のまとめ
Google フォトは、かなりの神サービスなので、これ以上のサービスはありません。
色々と比較してみましたが、今回提案させていただいた、Amazon Photosが一番かと思いました。
RAWファイルを扱う方の場合は、完全無制限なので、特におすすめです。
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