待ちに待った、Panasonic 「GH6」 (DC-GH6)が2022/3/25に発売されます!
そこで、今回は、昨年12月に発売した人気機種である Sony 「α7 IV」と比較していきたいと思います。
一番気になる価格から!
スペックを確認する前に、一番気になるのは、価格ですね。(2022/8/23現在)
価格に見合った機能が装備されているかは最後に評価してみて下さい。
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Panasonic 「GH6」 (カメラのキタムラ) | Sony 「α7 IV」 (カメラのキタムラ) |
264,542円(税込) | 296,010円(税込) |
基本的なスペック比較
ここでは、主なスペックについて確認していきたいと思います。
その他の詳細は、公式HPで確認して下さい。
商品名 | LUMIX GH6(DC-GH6) | α7 IV (ILCE-7M4) |
---|---|---|
発売日 | 2021年12月17日発売 | 2021年12月17日発売 |
価格 | 264,542円(税込み) | 296,010円(税込み) |
外寸(ボディサイズ) | 約138.4x100.3x99.6mm | 約131.3 x 96.4 x 79.8 mm |
質量 (本体のみ) | 約739g | 約573g |
カメラ有効画素数 | 約2,520万画素 | 約3,300万画素 |
画像処理エンジン | 新世代ヴィーナスエンジン | BIONZ XR |
ISO感度(推奨露光指数) | 100 ~ 25600 (拡張:下限ISO50相当) | 100~51200 (拡張:下限ISO50、上限ISO204800相当) |
手ブレ補正機能 | ||
方式 | Dual I.S. 2:7.5段 撮像素子シフト方式5軸補正 | 5.5段 イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 7.5段 | 5.5段 |
瞳AF | 「顔・瞳認識」に加えて、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」の精度が向上 | [静止画] 人物 / 動物 / 鳥 [動 画] 人物 / 動物 / 鳥 |
液晶モニター | ||
形式 | 3.0型 | 3.0型 |
ドット数 | 約184万ドット | 約103万ドット |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
機構 | チルトバリアングル式 | バリアングル液晶モニター |
ファインダー | ||
ファインダー | 約368万ドット 0.5型 有機EL(OLED)ライブビューファインダー | 約368万ドット 0.5型電子式ビューファインダー (Quad-VGA OLED) |
視野率/倍率 | 100%/約0.76倍 (35mm換算) | 100%/約0.78倍 |
記録媒体 | ||
記録媒体 | SDカード (UHS-I/II対応) CFexpress Type Bカード | SDカード (UHS-I/II対応) CFexpress Type Aカード |
スロット | 【SLOT1】 CFexpress 用 【SLOT2】 SDカード用スロット | 【SLOT1】 |
2メモリーカード間記録モード | [リレー記録][バックアップ記録][振り分け記録] | 同時記録、振り分け記録、記録メディア自動切替、コピー |
インターフェース | ||
USB Type-C®端子 | 〇 (SuperSpeed USB 10Gbps USB 3.2 Gen 2) | 〇 (SuperSpeed USB 10 Gbps USB 3.2 Gen2 |
ワイヤレスLAN対応(内蔵) | 〇 (2.4GHz(STA/AP) IEEE 802.11b/g/n、5GHz(STA) IEEE 802.11a/n/ac (無線LAN標準プロトコル) | 〇 (Wi-Fiに準拠、IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4 GHz/5 GHz帯) |
Bluetooth | 〇 (Bluetooth v5.0 (Bluetooth Low Energy(BLE)) | 〇 (Bluetooth 標準規格Ver. 4.1 (2.4 GHz帯)) |
HD出力 | HDMI端子(タイプA) | HDMI端子(タイプA) |
LAN | × | × USB-Ether有線LANアダプタケーブル |
フレームレートは「5.7Kで60p」
10bit 4:2:0サンプリングでの5.7K記録が可能です。
フレームレートは、5.7Kで60pの録画ができてしまいます。
これに対して、Sony 「α7 IV」は、4Kだと60Pでの録画は可能ですが、クロップされるのでこの差はすごいですね。GH6はすごすぎますね。
LUMIX GH6(DC-GH6) | α7 IV (ILCE-7M4) |
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5.7K60p 420 10bit C4K120p 420 10bit C4K60p 422 10bit C4K30p 422 10bit FHD300fps 420 10bit@VFR他 | 4K60p 422 10bit 4K30p 422 10bit 4K30p 422 10bit FHD120p 420 8bit FHD60p 422 10bit他 |
高輝度約184万ドットのチルトフリーアングル液晶モニター
背面モニターは、高輝度約184万ドットの3.0型タッチパネル液晶モニターを採用。フルサイズミラーレス一眼のDC-S1Hでも採用しているチルトフリーアングル機構を採用しました。チルトとフリーアングルをそれぞれ単独で使用することに加え、チルトとフリーアングルを組み合わせて使うことで、本体にHDMIケーブル・USBケーブルを挿した状態でもモニターがケーブル類に干渉せずに撮影することが可能です。
315点フルエリアAF
AFエリアは、従来機(DC-GH5)の225点から315点へ拡張。カバーエリアも大幅に広がり、動体へのフォーカス精度も向上し、柔軟なピント合わせが可能になった。
LUMIX G8を所有していますが、当然ですがこちらと比べればかなり進化していてすごいと思います。
ただ、Sony 「α7 IV」と比較するとやはり同等と言えるかというと少し遅いという感じはありますが、必要十分ではないかと思います。
リアルタイム認識AF
新世代エンジンで高速化したため、AFが進化したようですが、実際はどうなのか試してみないと分からないですね。Sony製カメラくらいに進化していれば「GH6」はかなりおすすめな機種になります。
新世代エンジンと自動認識アルゴリズムの進化によりAF処理が高速化、人体へのAF速度・追従性能が大幅に向上しました。「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」の精度も上がり、さらに画角による撮影意図をカメラが自動判別して、背景抜けを抑えながらフォーカスし続けます。AFモードと自動認識を組み合わせた設定では、特定エリアに自動認識を適用できるので意図通りのAFを実現します。また、新たに「フォーカスリミッター」を搭載し、任意でAFの動作範囲を制限することでAFの合焦スピードが上がり、背景抜けや手前の障害物にピントが合うミスショットも抑制できます。
XLRマイクと内蔵マイクを活用しての4chマイク入力による音声収録
MOVやProResで動画記録する場合、XLRマイクロホンアダプター(別売)と内蔵マイクや外部マイクを使った、24 bitでの4チャンネル音声収録が可能。XLRマイクの音声はCH1とCH2に、内蔵マイクや外部マイクの音声はCH3とCH4に記録されるので、インタビューの音声と環境音の同録やバックアップ収録など幅広い用途で活躍します。またXLRマイクロホンアダプターを使えば、96 kHz/24 bitの音声収録も可能です。
気になる点
1点気になるところと言えば、カードスロット1ですね。スロット1は、CFexpress 用になっているので、SDカードが使用できない点です。「α7ⅳ」は、1スロットがマルチになっていて、両方使用できるので、GH6もマルチを採用してくれたらと思いました。長期的に見た場合、CFexpressカードが安くなればこれもメリットとなる可能性がありますが、当分安くなるとは思えないので気になる点として挙げておきます。
あとは、私は気になりませんが、センサーサイズがマイクロフォーサーズというところが気になっている人はいるでしょうね。センサーサイズでのデメリットは、ボケ感と明るさということになるでしょう。
ただ、比較して分かる程度と思われるので、値段を含んで考えた場合、「GH6」有利と個人的には思っています。
Pnasonic 「GH6」とSONY「α7 IV 」を比較! のまとめ
SONYの「α7 IV 」は、AF性能がいいのでこちらを選びたくなるところですが、ここまで引き延ばして発売にいたった「GH6」は、予想を遥かに超えてきた感が強いので、選択肢としては悪くないように思います。
LUMIXユーザーやマイクロフォーサーズユーザーなら迷わず「GH6」をおすすめします。
AF命という方は、SONYのカメラがやはり検討する機種になるかもしれません。ただ、値段が高いので、そこまでのAF差なのか検討することをおすすめします。
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