現在、Windows10上で、RAID5を使用してデータ管理をしていますが、容量がいっぱいになってきたので、HDDを交換して容量を増やすことにしました。
私自身も試験的に交換ということで、よく分からないところもあったので、備忘録として残しておきたいと思って記事にしました。
「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を使用してRAID管理
Window10上でRAID管理できるソフト
我が家では、Windows10上で起動する「ラピッド・ストレージ・テクノロジー」というソフトを使用してRAIDを構成しています。
ということで、今回は、このソフトの使用しての解説になりますので、ご了承下さい。
作業内容について
今回行う作業について確認しておきましょう。
- HDDを交換
- RAIDの再構築
- HDDの初期化
- RAIDの拡張
RAID5の現状
現在使用中のRAIDやHDD本数などは以下のとおりです。
- RAID RAID5
- HDD本数 4本(3TB 3本、2TB 1本)
- HDD容量 6TBとして利用 (効率的でない使用・・・)

作業手順
HDDを増設
まずは、新しいHDDをPCに追加する作業からです。
増設方法はこちらを参考にして下さい。

「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を起動
スタートから「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を起動して下さい。
起動すると交換した元のHDDにエラーの「!」が付いています。
また、交換した新HDDがストレージプール外に表示されます。
以下のとおり再構築が開始されます。
すると、「元のHDD」は消え、交換した新しいHDDがボリュームに入りました。
構築は完了しましたが、まだ、6TBしか認識していません。
今回、HDDを追加したことにより、9TBになるはずですが、まだ容量は変わっていません。
そのため、サイズを増やすため、「サイズの増加」をクリックして下さい。
初期化が自動で開始されます。HDDを2TB → 6TBに変更した場合で、2日程度かかりました。
放置しておけば自動でやってくれるので、とにかく待つだけです。
ステータスが「初期化中」から「正常」になったら初期化完了です。
ディスクの管理で最後の仕上げ
「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー」で初期化が完了したら終わり!と思ったら、まだでした。
以下のとおり、Windows上では、9TBとして認識していません。
以下のとおり、領域としては認識をしていますが、「未割り当て」になっていて使用できない状態なので、使用できるよう操作していきます。
ここから「ディスクの管理」というWindows純正のソフトで操作していきます。
1つのドライブとして認識させるため、ボリュームの拡張をしていきます。
拡張するため、未割り当ての容量を確認しておきましょう。今回は、「2794.51GB」です。
「ボリューム(D:)」上で右クリックをして、「ボリュームの拡張(X)」をクリックして下さい。
「次へ」をクリック
未割り当てと同程度の容量のディスクが選択されているのを確認して、問題なければ「次へ」をクリックして下さい。
下記のとおり拡張が完了すると、今回は、「9TB」に近い容量でWindows上で認識されました。
以下のとおり、容量が拡張され認識されました!
[Win10] RAID5でHDDを交換する方法(ラピッド・ストレージ・テクノロジー)のまとめ
初期化にとても時間がかかりました。
操作自体は、やり方を知っていれば30分程度あればできると思います。
再構築や初期化に時間がかかるので、バックアップを行ってから作業するようにして下さい。
こういう操作中に不具合が起きることがあるようなので、後悔しないよう万全の態勢で取り組みましょう!
コメント