2024年10月に次世代デスクトップ向けCPUのハイエンドモデルを発表し、同時にチップセット800シリーズも同時に発売されました。
Intel700シリーズからの変更
主な変更は、以下のとおりです。(Z890の特長)
- Core Ultra Processor Series 2(Arrow Lake)をサポート(ソケットをLGA1851に変更)
 - メモリは、DDR5のみ対応(DDR5-6400メモリをサポート)
 - CPU側PCI Express 5.0レーン数増加
 - チップセット側PCI Express 4.0レーン数増加
 
Intel 800シリーズのチップセット比較
比較表を作成しました。
今回の700シリーズから大きな違いは、「LGA1700」から「LGA1851」にソケットが変更され、対応するCPUは最新のもののみということになります。この点は注意したいところです。
あとは、メモリがDDR4に対応しなくなり、DDR5のみとなりましたのでこちらも注意が必要です。
| Z890 | W880 | Q870 | B860 | H810 | |
| ソケット | LGA1851 | LGA1851 | LGA1851 | LGA1851 | LGA1851 | 
| 対応メモリ | DDR5 | DDR5 | DDR5 | DDR5 | DDR5 | 
| CPU OC  | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 
| メモリ OC  | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 
| DMI Bus | 4.0✕8 | 4.0✕8 | 4.0✕8 | 4.0✕4 | 4.0✕4 | 
| PCIE5.0 (CPU)  | 20 | 20 | 20 | 20 | 16 | 
| PCIE4.0 (CPU)  | 4 | 4 | 4 | 0 | 0 | 
| USB3.2 (20Gbps)  | 5 | 5 | 4 | 2 | 0 | 
| USB3.1 (10Gbps)  | 10 | 10 | 8 | 4 | 2 | 
| USB3.0 (5Gbps)  | 10 | 10 | 10 | 6 | 4 | 
| (USB2.0) | 14 | 14 | 14 | 12 | 10 | 
| SATA 6Gbps  | 8 | 8 | 8 | 4 | 4 | 
| RAID | 〇 (0/1/5/10)  | 〇 (0/1/5/10)  | 〇 (0/1/5/10)  | 〇(0/1/5/10) SATAのみ  | ✕ | 
最新CPUのみ対応(注意)
600番台・700番台では、3世代のCPUが使用できましたが、今回はソケットが刷新されたため最新のCPUであるCore Ultraしか使用できないので注意しましょう。
安く組みたい場合、CPUを最新版ではなく、前世代の物を使用するのもありかもしれません。
DDR4が使用できなくなった!
メモリもDDR4が使用できなくなり、DDR5のみとなったのでこちも注意しましょう。
700番台は、マザーボードによりDDR4を使用できる製品がありましたが、DDR5も値段が安くなってきたので移行期ということでしょうか。
上位モデル「Z890」より安い「B」「H」がおすすめ!
オーバークロックをしない方や安い製品をお探しならば、Z890よりも「B860」や「H810」のほうがおすすめです。
ただし、見た目のカッコよさや、新機構などは上位モデルしか採用していない場合も多いので、このあたりをこだわりたい方は上位モデルを選びましょう。
最新チップセット Intel「Z890」など800シリーズを比較!
グラボなどパーツが軒並み高くなってて、マザーボードも同じく高価になっているので、Z890も簡単に買えなくなっています。
オーバークロックをしなければ、「B860」などお手頃価格の製品が求めやすくなっているので、ミドルレンジのモデルを選択するのはありだと思います。

	
	
	

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